パロップのブログ

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CS「第1節・ザスパ草津戦」

2008/3/10放送、実況:吉田学、解説:依田光正

湘南新宿なんたらで前橋へ向かう途中、さいたまスーパーアリーナハロヲタ風にいうとSSA)の横を通ってちょっと嬉しかった。本当は試合開始1時間前くらいに着いて、新戦力のアップ風景や槙野&森脇&藤井が話しているところとかも見たかったが、出遅れて最終のシャトルバスでようやく敷島到着。タダ券を配ったとかで観衆わんさか、人捌きに慣れていないのか入場口てんてこ舞い、手荷物検査もなかった。なんとかキックオフ前に座れて良かった。メインの右端だったが、結構広島サポがいて、前も右も広島のユニ着た人だった。それから入場する前に関係者入口付近で森山監督と若者達に遭遇。
相手選手の背番号と名前と特徴が一致しないまま見るのは久しぶりだったが辛かった。2003年と違って今シーズンは、相手を勉強してもあと2回しか当たらないから面倒だ。
昼飯のタイミングを計り損ね、空腹で死にそうだったので、スピードの上がらない冴えない攻めをしていたことに安心し、前半43分くらいに団子を買いに席を立ったら、先制点が入った。別にゴールシーンを観に行っているわけではないので悔しくなんかない。現地で観た前半は、3バックと両WBがボールを持っている間は間合いを詰めるだけ、中央にはDF4枚&MF5枚でスペース無し、というザスパの術中にハマり、サンフの中盤3人はほとんどボール触らないで、攻めはノッキング状態に見えたのだけど、テレビで見ると結構じっくりと頭を使ってポゼッションしながら、組み立ても出来ているようだった。やはりスタンドとテレビでは印象が違うもの。
ハーフタイムは戸田と下田がセットで戸田の入念なフィード練習に下田が付き合っている。ダバツとユキッチはボールテクを競ったりしながらダラダラとじゃれている。久保はマイペースにジョグ&ボールを蹴りながらジョグ。見物人視点だとサブ5人は物足りない。後半が始まると、控え組がベンチ裏でアップを開始。メイン側に座って見るのは稀なので、これを楽しむ。ダバツもユキッチも不満分子にならなさそうで安心した。80分頃には森脇の足がおかしかったから、もう少し早くオレのダバツを出して欲しかったところだが。久保の胸トラップ&ロングシュートは馬場さんの十六文キック的な、「誰も邪魔しちゃいけないよ」的な雰囲気だった。
ミシャの声は聞こえないが、しきりに手で山を描いているので「中盤を飛ばして前線にフィードしろ!」と言っているような感じ。負傷や何かでプレーが途切れた時、誰かベンチ前まで走って通訳からちゃんと指示を聞いて、全員に伝えるくらいのことはしても良いのに。ピッチの真ん中から「ハァ?」みたいな顏して聞くよりは良いだろう。もしかすると聞こえない振りをして敢えて指示を無視しているということも考えられるから、何ともいえないが。
J2ではレベルが違うことを一番見せつけていたのは平繁だった。今は左右ともセットプレーは浩司が蹴っているようだが、右足でゴールに向かうボールを蹴り易い場面では平繁を使って欲しい。他にいないのだから遠慮することはない。テレビで確認すると60分くらいで動きのキレが落ちていたみたいだし、もう少し早く代えても良かった。
寿人はモリエンテスニステルの周囲を動き回り、サイドに開いたりチェイシングに走ったりした挙句「師匠」とか「カス」とか言われ出した頃のラウールみたいなプレースタイルだった。あれはあれで良し。
青山はパスミスの嵐で右隣のおっさんもキレ気味だったが、何というか青山のパスは理に適っている。適い過ぎている。2点目に繋がった服部への素晴らしいサイドチェンジも、決め打ちしているかのようにものすごくタイミングが早い。2〜3プレー前、3〜5秒前に顔を上げて把握した状況からそのまま判断している感じ。正解である場合が多いし、「判断が早い」という評価にも繋がるのだろうけど、たまにあるスーパー自殺パスは技術的なキックミスというよりも、3秒後の状況変化がインプットされていない時に起きる感じがした。かといって、ボールを持ってから周囲を確認してノッキングを起こすセンターハーフも困る。難しい。
7分、槙野のドリブル&スルーパスは誰も反応せず。槙野は70分にもペナ付近でドリブル突破を目指したが、攻撃時の槙野は判断が悪過ぎる。
13分、田中がサイドを駆けるが、服部がなんなく対応。全然怖くなかった。これがJ2レベルだと安心していたら痛い目に遭いそう。
22分、高田に打たれたシュートが唯一の危なかったシーン。青山→平繁への縦パスをカットされて受けたカウンターだけど、特別変な取られ方という訳でもなく、それでシュートまでいかれると辛い。1本のパスで青山と服部が同時に置いていかれるのはどうかと思うけど、今シーズンも攻める時は両WBが高く張って、守る時は急いで戻って5バックというミシャ方式を取るみたいだから、これからも頻出間違いなし。
27分、森脇がチェ(?)に抜かれて警告。森脇は67分にも左サイドで島田に入れ替わられていたが、あそこは少しでも手を掛けていたら多分2枚目が出るところだった。1枚目が頭にあって自重したのかは分からないが、ちょっと怖かった。
63分の直前、ストから服部への単純極まりない縦パスが繋がった。攻め手が無い時は、難しい事をしなくても、あれで良いんじゃね?
味方CKの時、鈍速のストと服部がハーフ付近に残っていても意味なくね?
「浩司と高萩の位置を逆にしろ」という意見もあるが、その時はおそらく「高萩ぃ〜、守備が軽過ぎ」「浩司ぃ〜、ゴールへのアイディアが無さ過ぎ」と叩かれてそう。