パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

JFL『水島FC対YKK』

2007/7/1、桃スタ

昨年末にボロ車を処分してから、チャリで出掛けられるのは桃スタくらいになった。何とか今年も湯郷ベルファジアーノは見ることが出来たので、最後の奉公とばかりに小雨のなか桃スタへ足を運ぶ。本当はロッソとか岐阜とか元サンフ選手がいる相手と対戦する時に行きたかったのだが、笠岡は遠い。とはいえ、自分は父が高岡市出身、母が魚津市出身の在岡富山県人二世なので、水島対チャックの吉田はいわば“俺ダービー”。そう思って気分を高める。今年はプリンスリーグを見ることが出来なかったのが心残り。
しかし最近は、昼間から3時間テレビを見ては1時間うたた寝し、3時間ネットをしては1時間うたた寝し、夜中に寝ようとしても5時間したら暑さと明るさで目覚めるという、廃人生活を送っており、試合中もなかなか集中力を保てなかったが、ハーフタイムで少し気分が晴れた。
水島FCといえば懐かしの松永一慶がいるはずなのだが出場せず。その代わりといっては何だが、4-5-1と中盤を厚くする水島の1トップ森前がでかい。パンフをみたら190センチだけど、それなりにでかいはずの相手CBと比べても、有り得ないくらいでかい。そしてその1トップがポストプレー以外に何も出来ない。ヘディングで競る(そして大抵は勝つ)のと、足元に収めたボールを数メートル先でフリーの味方へ正直なパスを出すくらいで、ちょっと難しいトラップもちょっと難しいパスも無理。今までいろんな1トップを電柱と呼んできたけどごめんなさい。中山元気は足元上手過ぎ。巻なんかスーパーストライカー。
公式サイトで記録をみると、それまでストライカータイプで現チーム得点王の松岡を1トップとして起用していたのが、14節に松岡をサブにして電柱森前を使ってみたら思いのほか当たって4連勝、60分過ぎに森前→松岡の交代が定番になった様子。確かに中盤の攻撃的MF3人が前を向いて流れるようにプレー出来ていたし、結果が出ているからそのままなのは分かるけど、あれはJFLでも特異なやり方のような気がした。
YKKハン・ベルガー時代の大分で活躍した瀬戸を楽しみにしていたのだが出場せず。14番は素晴らしいドリブルをするなと思ったら、前愛媛の猿田。途中から出てきて9番は素晴らしいFKを蹴るなと思ったら、元Fマリの北野翔だった。流石に元プロは上手いが、逆にいえば折角の才能を活かせない生活態度だったからJリーグに残れなかったのか、みたいな邪推もしてしまう。もちろん怪我とかフィジカルとか努力しても越えられなかった理由もあるのだろうけど。ところで北野は田嶋ジャパンでよく名前を聞いたので、てっきり平山系(或いは阿部祐/貴章系)の長身FWなのかと思い込んでいたが、実際は少し引いてのヘスラー系だった。我がサンフでいうところのモギーニョ/高木和みたい感じか。見もしないで勘違いしていることはまだまだ沢山ある。
メインスタンド側の副審がヘロヘロで、良いスルーパスが抜けた→水島のDFが手を上げてアピール→慌てて旗上げる→目の前で見ているYKKの監督激怒、のコンボが面白かった。微妙なタイミングその2では、おそるおそる旗を上げる(←マジで初めて見た)ので監督も怒らず、呆れていたような。