パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

自分の事

水曜から金曜まで実家に帰ってダラダラしてきた。父がパソコンで困っているというのでみると、PDF文書が開けないだけだった。自宅でも旧職場でもマカーな自分はアクロバットリーダーはデフォルトで付いているものだと思っていたが、Win98はそうではなかったらしい。ソフトのダウンロードもISDN回線だと時間が掛かるし、自分はWinを使い慣れていないので、ファイルの階層の仕組みがさっぱり判らないし、なかなか面倒だった。性能の上がった新しいPCを買うように勧めても、大して利用しないから今のままで充分だという。
前回、実家へ帰った時、兄のパソコンからアマゾンでの注文が出来なくなった原因を探したところ、Win98のセキュリティがダメダメなのでアマゾンから見限られたとの結論に達し、マイクロソフトもWin98は見限っているのだから新しいPCを買うしかないと言ったのだが、今回その後どうなったのか尋ねたら、なんとマイクロソフトがセキュリティを上げるパッチを配ったそうで、再び注文が出来るようになったと喜んでいた。恐らく米国本国で「俺のWin98が壊れるまでサポートしやがれ」という抗議が殺到したのだろう。ちょっと心が温まった。

WOWOWで4/7放送の『GOAL!』を見る。思いのほか面白かった。登場人物からストーリーまで類型的でありきたりなんだけど、だからこそ安心して見られる。映画の中でバロシュの嘘ダイブが見られるとは得した気分。

4/1-7までBS1で放送された『BS世界のドキュメンタリー』のカストロ特集をまとめて見る。「アメリカが見たカストロ」が50分×2回。「カストロ人生と革命を語る」が50分×5回。前者の原題は“FIDEL CASTRO”で、テレビガイドに載っていた仮題は「フィデル・カストロ〜ある革命家の人生」。確かに制作したWGBHは米国の放送局だが、政府に批判的な良いドキュメンタリーも制作するところなのに、わざわざ“アメリカが見た”と付けたのは「このドキュメンタリーはバイアスが掛かっているから取り扱いに注意」というアピールだろうか。後者は当事者による貴重な歴史秘話というよりは、稀代の弁舌家による講談。「実はゲバラは一度だけ変装してキューバに戻ってきたんだ」とか語られても確認のしようがないし、その惹き付けられる話術と人間的魅力を楽しむもの。自分だったら「カストロカストロを語る」みたいなタイトルを付ける。後者のインタビュアーはイグナシオ・ラモネ。ATTACの創設者にして、アンチグローバリズムの理論家。氏はカストロへのインタビューを本にしているが、今回のカメラ前でのインタビューと重複しているのかは不明。何にしても、約4時間の独演会を注釈無しに放送するのはジャーナリズムにとって結構危険な行為のはずだし、それだけに前説をした江口義孝解説委員には、インタビューが行われた背景なんかを交えて一つ上の視点からこのインタビューを説明して欲しかったのだが、カストロが言ったままの内容をピックアップしただけだったのが残念だった。前者の「制作統括」が柴田亜樹となっていた。4月からの新任か。