パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

CS「第6節・ヴァンフォーレ甲府戦」

2007/4/14放送、実況:西岡明彦、解説:田中孝司
今日は柏木の日ではなかった、で書き終えてもよいくらい。
見ている分には、ポゼッションを大事にするいつものよりは、これくらい縦に早い攻撃の方が好みだ。後ろから繋ぐことに固執しなくても、プレスをかけられたら裏へ、プレスがゆるんだらじっくりと回して、と臨機応変にやれば、あれだけ不得手だった甲府型サッカーにも優位に立てていた。最近は下田もバックパスを3バックに短く戻すことはなくなり、ほとんどが大きく蹴り出していたが、あれも無理矢理に繋ぐ方針から変わったのだろうか。
アルベルトには戸田が、茂原にはカズがどこまでもついていく守り方だったか。ようやくダバツのマンマークのやばさに皆気がついたらしい。縦に入るパスはほとんどカット出来ていた。ところが、アルベルト→須藤になると、何故かマーカーがダバツになり、しかも厳しく当たらず、下がってもらう須藤がポストし放題。マッチアップは戸田×須藤でも良かったような。
オフサイドになった幻のゴールは、クロスを上げる選手に誰も詰めていかなくて、近くで別の選手を見ていた浩司が斜後ろに見えたダバツに「詰めろ!詰めろ!」と手振りで合図を送っているのに、ダバツは距離をとったままだった。前半途中でもカズと一誠がやり取りしていたのが映っていたし、浩司とダバツのところといい、あのスペースが今のウィークポイントなのか。
試合前、自分としては相手の3トップに駒野/ダバツ/服部プラス戸田を余らせる4バック、カズを中盤に上げたらどうだろうと希望していたが、前日コメントで戸田が「監督と相談して3バック」と言っていたのでどうなることかと思っていた。結果的には駒野と服部に高い位置をとらせて大正解だったのだろう。青山1センターの頃よりも、2センターにした方が両サイドの攻撃力も上がるようだし。
シュートを選択すれば「パスが良かった」、パスをしたら「シュートが良かった」のネガティブ解説でお馴染み、田中氏は相変わらずイライラさせられる解説をするが、CBの出来に関する大木監督とのやり取りは、気心がしれている故か、ちょっと面白かった。他方、ミシャとは会話が噛み合わない感触がしたからなのか、さっさと見切ってしまったようで残念。