パロップのブログ

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自分の事

10/7放送の『ETV特集』「なぜ医師は立ち去るのか〜地域医療・崩壊の序曲」を消化。感想を書いているブログ(例えば伊関友伸氏ブログのコメント欄)を巡回してみると、医療関係者からは「医師側を悪者にしていないまともな番組は初めてみた」みたいな絶賛ぷりなんだけど、こんな時に限って何故かエンドロールがなかった。ディレクターが不明なのは残念だが、或いは名前を表に出したくない理由があるのかもしれない。「市町村合併で行政サービスは良くなると聞いていたのに騙された…」みたいな話を聞くけど、実際は「これまで国から10億貰っていた補助金がこのままだと1億に減らされるけど、3町で合併したら5億は出すよ」という話で、良くなるわけがない。本当は事前に「合併してもサービスは低下しますが、合併しなければサービス自体が提供出来なくなります」と説明するべきだったのだろうが、それじゃあ首長選挙住民投票もクリア出来ないから、嘘を付くのも仕方ない。それにしても、舞鶴市長のあの映像はYouTubeで流され続けるだけで次の選挙に負けそうなくらい印象が悪い。
9/30放送の「ETVワイド ともに生きる 団塊世代が日本を変える!?」を消化。3時間は長い。中澤しゃんの他にも杉田二郎氏、残間氏などアップフロント臭がする。地方人の自分には「板橋から都心まで30分」「八王子から都心まで1時間」と聞いてもよく分からない感覚だが、定年退職し、子供も独立、都心に通う必要がないのに首都圏に住んでいるのは無駄だから、地面を若い労働者に明け渡して首都圏から出ていくべきはないだろうか。私有財産権より公共の都市政策が優先されても良いと思うのだが、冷たい人と言われそう。
ワールドカップ時に『サカダイ』で連載されていた小野剛氏の試合分析を楽しみにしていた身としては、今週から『サカダイ』で始まった技術委員長の連載が楽しみだ。「お前はまだ田嶋×小野=筑波閥に期待しているバカなのか」と言われそうだが、個人的には川淵氏の使いとしてオシム氏へ御用聞きに行く田島氏が、オシム氏の言葉に感化され、段々と板挟み状態から葛藤し、最後は川淵氏を後ろから匕首で刺す(←あくまで比喩的な表現)のではないかと期待している。
去年の冬か今年の春先に『サカダイ』で、79年組の歴史をワールドユースナイジェリア以前のU17辺りから思い入れたっぷりに紐解き、最後に「君達が言葉を交わさなくても気持ちが通じ合うのは理解出来るし、和気藹々と練習するのも悪くないけど、チームでの議論無しのまま本大会に突入して、本当にそのままで良いのかい?」と締めくくる特集記事があったことを記憶している。確かその記事を書いたのがこの間編集長に就任した川原崇氏だった。多分ワールドカップ前に、選手個人批判が協会に統制されるなかで、オブラートに包みながら精一杯の批判・最後通告をしたのだろう。そして確か先週か先々週号の編集長コラムで「79年組のうちドイツで徒党を組まなかった遠藤/加地/坪井がオシムの代表に選ばれているのは偶然ではない」と書き「ずいぶんぶっちゃけているなあ」と思ったが、今週の遠藤×加地のインタビューを読むと、単に元ガンバ番としての贔屓目だった可能性も出てきたので、裏舞台証言者としての川原氏の信憑性はかなり落ちた。
『サカマガ』には今をときめく久保武司氏がフリューゲルスストーリーを寄稿。当時産経新聞の記者としてフリューゲルスの最後を取材していたようだが、あの合併劇を間近で追っていれば、そりゃあサッカー界に対して斜に構えるのも無理がないかもしれないと、好意的に解釈してあげたくもなるが、川淵氏の太鼓持ちとして氏の意向を受けて川淵無謬説の嘘神話記事を垂れ流している感じがしないでもない。ちなみに今週の『サカマガ』Jリーグ特集は「週刊誌の力をもってすれば、こういう資料集的な特集も組めますよ」という『サッカーJプラス』潰しだと思った。