パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

クライブ・オーウェンがビッグネーム扱いされている件

せっかく月曜日は入場料1000円の日なので、ポートマンさんを観るために『クローサー』へ足を運ぶ。てっきり単館系かと思っていたら堂々松竹系で公開。しかし入れ替え前の映画の終了時には見るからにガノタらしき風貌の人々がわらわらと出てくるのに、『クローサー』は自分も含めてしょぼくれたおっさんが5人。今週金曜日で終わりだろうから今日行って良かった。
噂では小難しい話らしく、わざわざ映画館の大画面で見ながら字幕で粗筋を追うのももったいないので、事前にネットで大体の内容を把握し、上映前にもパンフを熟読するという反則技を使う。
途中で寝はしなかったものの明らかに退屈していた自分の脳だが、ポートマンさんのストリッパー編になるとすっかり覚めた。素直な自分に乾杯! とはいえ、最もポートマンさんがキュートだったのは白Tシャツに短パンでベッドに寝っ転がっていたモーテルのシーンで異論はなかろう。
基本的に自分は物語ウォッチャー/脚本ウォッチャーなので、「登場人物に共感出来ない」「女優の顔の皺やファッションセンスが気になる」「ユウキナエってムカツク」なんて事はなく、粗筋を消費するためだけに一人で映画館へ足を運び続ける事が出来ると考えていたが、約30年間空っぽの人生を送って来た身としては、流石に心理映画/恋愛映画を消費するのが難しくなってきた。
今朝早く通勤路沿いで、警察と武装した中国人による放火強盗団との間で銃撃戦があり、一味が未だ逃走中なので、今日の帰りは内心かなりびびっていた。このような身の回りの現状から鑑みて『スターウォーズ』と『クローサー』のどちらに日常のリアリティがあるかと云えば、明らかに『スターウォーズ』の方であり、三角関係やら浮気やらの物語をみると「おいおい、現実にこんな話なんてあるわけないじゃん」などと思えてくる。
この間のカンヌでスキンヘッドだったポートマンさんをみて三蔵法師役をするのかと思った。というのは冗談だが、リズ・テーラーばりのオリエンタル顔は歴史絵巻が似合いそう。というか『スターウォーズ』こそ歴史紙芝居そのもの。
2000-2001シーズン頃から映画を見なくなった自分にとって初顔だったクライブ・オーウェンは、角度によってニコラス・ケイジになったりケビン・スペイシーになったりだった。
アンナのフォトスタジオに置いてあったiMacは今自分が使っているのと同じ型、同じ色(ブルーベリー)だったような。
(訂正)最近、近所で起きていた4件の放火事件と中国人武装強盗団は関連がないようです。調べに対し「関東方面から来た。仲間とは数日前に会ったばかりだ」と話しているようです。現在逃亡している中国人は強盗に入った家に火を付ける放火強盗団の一味ではなく、拳銃を所持する武装強盗団の一味のようです。つい調子に乗って筆が滑りました。訂正してお詫びします。