パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

L2『湯郷Belle対清水第八』

7/4、岡山美作ラグビー・サッカー場
「ユーロ、ユーロ」とテレビ観戦ばかりなのもアレなので、久しぶりにスタジアム観戦。当然、地元の湯郷視点でみた。
スコアは8対0。宮間がハットトリック、いずれもファインゴール。
Belleのフォーメーションは3-4-3にみえた。両アウトサイドの位置で4バックぽい時もあったが、それよりも両ウィングと縦のポジションチェンジをする場面が多かったので、3バックとする。で、宮間がリトマネンの位置に入ってドリブルシュートやらヒールでワンツーやら別格であるところをみせつけた。2年前に見た時は、チーム全体の底上げを計っていたのか、宮間本人の個人技は抑え気味で、試合中から身振り手振りで味方に指示を出していたが、今日は自由度が増し、良い意味での俺様プレーも多く見られた。
もう一人、別格に映ったのが、3バックの真ん中の28番(藤井)。ボールの受け方とかパスコースの作り方とか「理に適ってる度」が他の選手と全然違う。プログラムを読むと、静岡出身/登録年数16年/前所属ベレーザという事で納得。それでも代表キャップ数がゼロなのだから、代表のDFにはこのレベルの選手がゴロゴロいるわけで、Belleにとって今年L1でスタート出来なかったのは正直痛い事だろう。
それから1トップの17番(田中)も、2年前に見た時は「とりあえずでかいからポストプレーの出来るFWに育てよう」とコンバートされたばかりの素人のように映ったけれど、今日はすごくDFとの競り合いが上手くなっているような気がした。ズラタンみたく「高さもあるけど実は足下も上手いよ」というタイプではなく、「利き足は頭!」みたいな迫力が良かった。敢えて誰に似ているかといえばビアホフか。
基本的には全員が組織的にプレッシャーをかけて奪ったら後ろから追い越す選手がいて、という湯浅健二氏がみたら大喜びしそうなコンセプトのサッカーが見事に行われていたけど、試合結果をみても分かるように、出来は相手のレベルにも影響されるのだろうし、この試合だけでは何ともいえない。
清水第八は、昨年の同一カードを見た時にお気に入りだったツインテールCBさんがいなかったのが残念。それどころか控え選手が2人だけで、試合開始15分も経たない時に、1人負傷して10分近く治療でアウトしている時も交代選手が入る様子は全くなかった。1人いない間に2点先制されたので、よけいに残念。内情を知らないのに軽々しい事は言えないけど、運営苦しそう。小学生の時分には男女混ざってサッカーを楽しんでそうな土地柄だけに、地元に密着したクラブには頑張って欲しい。試合の中で目立っていたのは、11番と15番のポニーテール・ドイスボランチ(「清水=ブラジル」という偏見を持っている私には、清水が4-2-2-2にみえた)。背丈も同じぐらい(プログラムには11番しか載っていないが153センチと小柄)で、まさに「双子じゃないのに双子みたい」だった。
Belleは今のところ4連勝中。今節(4節)終了時点での成績をみると、L2リーグは3強3弱らしいのだが、もしどこのチームとも今日くらいの差があるのならば、また見に行くのはつらい。正直、負け試合でもベレーザなんかとガチで対戦しているところが見たい。