パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

BS日テレ「緊急検証!ジーコ・ジャパン」

2004/4/16放送、約90分、越後/後藤/永井/中西
怖いものみたさとはこの事。
とりあえず永井氏は、自分がみている平凡な才能しか持ち合わせていない(だろう)けど「試合に出る喜びを味わいたい、試合に勝つ喜びを味わいたい、そのために教えてくれる人の指示をしっかり守ろう」と努力している子供達と、元々「神童」と呼ばれ平気で10人抜きとかして1試合5ゴールとかして「お山の大将」だった人間の集まりである代表選手を一緒にして語らない方が良いと思う。今の強化の方針は「(上手すぎるために、その他の必要な基本要素を教えられなかった)第2の菊原、磯貝を生まないためにはどうしたら良いのか」を必死で考えて辿り着いた先だと自分は思っている。
中西氏が元選手の立場から「現実には、お上には言いにくい」と言ったのは良かった。実況板で言及されていたが、彼はフロンターレの時に意見を言って干されたのだったか。
そうはいっても私がジーコ続投派なのは、ジーコ後にきちっと戦術を持ち、ちゃんとチームを整理出来る監督がくると、多分ナカータはまたストレスを溜め、「ナカータ対監督・その他の選手連合」になるだろうと思うから。実際の処、ナカータは発展型ミョージンの最高峰で、「10人のミョージン」サッカーがナカータに一番しっくり来るはず。今の処、ナカータはジーコよりも代表仲間に腹を立てているようだし、選手としての格の問題で、伸二や俊哉等がナカータに面と向かって「今のやり方でお前やジーコが考えているようなサッカーは実現しないんだよ!」と議論をぶつけられない。このまま選手のハイエラルキーが変化しなくても、ドイツでナカータに気持ちよく「10人のミョージン」サッカーの中心になって貰うためには、ジーコという素人を通過することで、選手同士衝突する日が来なければならないのでは。とまあ、ピッチ上以外の話でしか語れないのが素人の素人たる所以なので、これで終わり。